香川県を走る高松琴平電気鉄道(通称:ことでん)のマスコットキャラクターでイルカの「ことちゃん」。その誕生の由来は闇が深すぎる「大人の事情」からだった――とするウワサがTwitterを駆け巡っています。ことちゃん誕生の経緯をことでんに聞きました。
ことちゃんは「ことでん」のマスコットで、2002年に誕生。初のイルカの駅員さんとして子どもたちにも親しまれています。
そんな「ことちゃん」ですが、誕生の経緯についてWikipediaでは「民事再生法適用前のサービスはことでんバスとともにお世辞にも良いとはいえず、バス運転手や車掌、駅員の乗客に対する横柄な態度も問題視されていた。そのため民事再生法適用時も『身から出た錆(さび)』『鉄道は要るがことでんは要らない』など住民はことでん擁護や支援に消極的だった」「マスコットキャラクター『ことちゃん』がイルカになった理由は、この時に『ことでんは要るか、要らないか』と話し合ったことに由来する」となかなかダークな理由が記載されており、「負の歴史でわろた」「ヘビーな由来」とネット上をざわつかせています。
とはいえ、これはあくまでもWikipediaの情報。一企業がマスコットキャラクターをそんな理由で決めることがあるのか、ことでんに聞いてみました。
ことでんに聞いた「ことちゃん」誕生秘話
――早速ですが、「ことちゃん」誕生の経緯について「ことでんは要るか、要らないか」という話し合ったことに由来するというウワサがネット上で流れているのですが
ことでん:はい、事実です。
――じ、事実……なんですか!?
ことでん:はい。表向きは「大人の事情」と表現していますが、その通りです。2003年にはことちゃんのお嫁さんでピンクイルカの、ことみちゃんも登場し、人気です。
ことちゃんはことでんの依頼でキャラフィックラボのりさこさんが考案。2013年にはご当地キャラ総選挙に出馬したこともあります。
最近ではことちゃんがことこと煮込まれている姿など、これまた使いどころに困るタイプ(ほめ言葉)のLINEスタンプ2種類(各120円)がリリースされるなど、人気は健在のようです。
なんともダークな理由で誕生したことちゃんですが、「釜玉うどんが大好物」という、多分うどん県では一般的なイルカです。見かけた際には煮込もうとせず、優しくしてあげてください。
(Kikka)
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