中村明日美子さん原作のBLコミック「ダブルミンツ」が、俳優の淵上泰史さん、歌手ユニット・BOYS AND MENの田中俊介さんのダブル主演で実写映画化され、初夏に全国ロードショーとなることが発表されました。
“ダークBL”とも形容されるジャンルの同作は、男たちの極限の愛を描いた作品。物語は、高校時代の同級生で今はチンピラになっている市川光央(田中さん)が、壱河光夫(淵上さん)の携帯に「女を殺した」という電話を入れるところから始まり、取り返しのつかない犯罪の世界に落ちていくという、同じ名を持つ2人の男たちのゆがんだ愛憎が暴力と入り交じった耽美的なストーリーです。
メガホンを取るのは「下衆の愛」の内田英治監督。主演以外のキャストとして、高校時代の光央を舞台「ハイキュー!!」シリーズの須賀健太さんが演じる他、映画「アンチポルノ」の冨手麻妙さん、映画「想いのこし」の川籠石駿平さん、映画「そして父になる」の高橋和也さん、テレビドラマ「踊る大捜査線」の小木茂光さんの名が挙がっています。
今回のこの発表に伴い、原作の中村さんは「ほとんど不可能だろうと思ったキャスティングも、思いがけず熱心で情熱を持った方々に演じていただいて、この作品は本当に幸運でした」とコメント。一方、内田監督は「嫉妬、怒り、愛、依存…。『ダブルミンツ』はおよそ人間がもつ極限の感情だけで成り立つ、そんな映画だ」と語っています。
この報に対しTwitterでは、「ダブルミンツじっしゃかァアーーーーーーーーーー!!」「ダブルミンツやばい」「ダブルミンツ実写化はいかんでしょ」と、喜びと驚きが交じり合った反応が多数。また、「ダブルミンツまじか R指定ないの?大丈夫か?」と、映画化して大丈夫なのか的な声も。
そう言われるとかえって見たくなるのが人の性というもので、これらのTwitter反応を見て「ざわざわしているがダブルミンツを知らぬのだ…読んでみるか」という人もいました。
(五月アメボシ)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 中村明日美子の人気BL原作のアニメ「同級生」、劇場上映に
同好の士だけで楽しめますね! - 江戸の男色文化、平成の世にて花開かん 井原西鶴の浮世草子を現代BL作家たちがコミカライズ
1687年発表の短編集「男色大鑑」を2冊のBL漫画に。 - ここが新たな聖地か! 秋葉原にオープンする全国初の「女性向けアニメイト」に行ってみた
2.5次元の力の入れようすごい。 - オタクや腐女子のみんなー! バレると恥ずかしい文書やシュミの雑誌などを誰にも見られずに処分してくれるサービス開始
黒い歴史を葬る(物理)。 - 無料のBLコミック誌「ビーボーイP!」がpixivコミックで新創刊!
そうだBL見よう。 - よろしくおねがいしゃす! 舞台「ハイキュー!!」、2017年春に新作上演
“勝者と敗者”が来るぞー!