ファンタジー風の地図を作れるサイト「Inkarnate Worlds」がネット上で徐々に注目を集め始めています。いわゆる王道RPGゲームなどで必ず目にする“ワールドマップ”を簡単に作成できるもので、現在β版が無料で試せます。好きな人にはたまらないやつ……!
海外のサイトなので説明などが英語ですが、ペイントツールなどを使ったことがあれば、アイコンから大体が理解できる仕様です。地図作成で主に使うツールは5つで、上から、
- 「土地ツール」……海に大地を作成する。“add(追加)”の他に“subtract(削減)”で細かく削ることも可能。
- 「色(ブラシ)ツール」……土地の色をブラシテクスチャーから選択(または追加)して塗る。
- 「オブジェクトツール」……村やタワーなど定番の建築物からドラゴンまでをマップ上に配置。
- 「地形(パターン)ツール」……山・丘・木などを配置。
- 「地名ツール」……自由にテキストを作成・配置できる。
さらに“虫眼鏡アイコン”の「ズーム」で地図に寄って、細かい部分を修正したりもできます。
まずは「土地ツール」で大まかな大陸・島を作り、そこに建築物や木々などを置いて、それから土地の色を付けていくと全体のバランスがとりやすそうです。ちなみにマップは、六角形または四角形のマス目で作成することも可能。こちらの場合はシミュレーションRPG風のマップが作れます。
オブジェクトは拡大・回転に前後調整もできるので、重ねて置いていっても問題なく見栄えします。特に飛行している“ドラゴン”は影が土地に映るので、配置するだけでそれっぽくなります。
最後に村・町名や地名、大陸・島名などを「地名ツール」を使ってテキスト配置すれば完成です。フォントやサイズにシャドウも選べるので、自分の考えた世界観に合わせて文字の雰囲気を変えられます。あとはオブジェクトの“コンパス”を置くのも忘れずに。
気に入ったものができたら、ツールの一番下のアイコン「エクスポート」から自分で作った地図をダウンロード(1024×768)できます。
β版を利用するためには、公式サイトの「Beta Sign Up」からユーザー登録後、ログインする必要があります。一度ログインすれば、そのアカウントに作成した地図の保存も可能です。
同サイトを開発した「Inkarnate」は、さらに多くの機能を搭載した正規版を開発中。リリース時期は明らかになっていませんが、開発状況は同じく公式サイトで発表していく予定です。
(宮原れい)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ビームで日本を「なぎ払え」!? 真面目な地図ツールが開発中のお遊びで「日本列島焼き尽くすVR」に
あくまでも開発中の脱線で、本当にこの形でリリースされるわけではありません。 - 「月刊ムー」がムー大陸風ボードゲームを監修 VRアプリの視界情報を仲間に伝えて一緒に海底神殿の地図を作る
スマホVR用の怪しい仮面が付属。 - 東京都の「銭湯マップ」が作られTwitterで話題に スーパー銭湯・日帰り温泉含む約700軒の最新情報を掲載 全国版も製作中
すぐにでも使いたくなる便利マップ! - 開き直ったな! 迷宮・梅田地下街などで謎解きイベント「6地下迷宮(ダンジョン)と伝説の秘宝」が開催
複雑怪奇な構造を逆手に取った手法。 - もしも戦前の鉄道敷設計画がすべて実現していたら? 緻密に再現した地図の制作者に話を聞いた
もし計画通りになっていたら、日本全国どこでも鉄道で行けたのか……。