名古屋名物の一つとして知られる「手羽先」。パリパリな食感にジューシーなかみごたえ、また甘辛のタレとコショウが効いた味わいで、お酒との相性も抜群の人気料理である。そんな「手羽先」の食べ放題をやっているお店があるらしい。そのお店とは、手羽先居酒屋「手羽一郎」。食べ放題で手羽先をたらふく食べたい! 早速行ってみることにした。
手羽先の食べ放題は、コース料理に組み込まれたメニューとのこと。料理全8品の「手羽一郎コース」、または全9品の「手羽二郎コース」から選べる。うれしいことに、これらのコースには飲み放題もついてくる(食べ放題も、飲み放題も共に2時間制)。食べ放題のコースは原則2人からとのことだが、今回は特別に筆者一人で挑戦。
スタートすると、まずはジャコと大根のサラダと手羽先が登場。
手羽先は1皿3本入り。皿交換制で、食べ終わったらどんどんと注文できるようになっている。筆者が手羽先に食らいついていると、すかさず枝豆、サーモンのカルパッチョがテーブルに置かれていく。
そのスピード感に負けじと、まずは手羽先1皿目を難なく完食。すると、店員さんが山盛りの手羽先を持ってきてくれた! 本来は3本ずつ追加注文していくのだが、「たくさん食べたいです!」と取材をお願いしたところ、特別に山盛りにしてくれたとのこと(※通常は山盛りで注文することはできません)。
見よ、この量!
これほどの山盛りの手羽先が見られたことも、食べられることも大きな喜びだが、同時に完食のプレッシャーものしかかる。だが、簡単には数が減らない。
すると、スタッフさんが早く食べるコツを教えてくれた。「L字型になった関節部分で、二つに割ってしゃぶってください」とのこと。言われた通りに分割して、身がたっぷりついている方を骨に沿って縦にしゃぶると、いとも簡単に骨と身をキレイに分離して食べることができた。
そうこうしている間に、残りの料理が運ばれてくる。フライドポテト、たまご焼き、さらにはちりとり鍋に締めのうどんまで。やはり手羽先が食べ放題というだけでなく、色んな味を楽しめるのが最大の魅力であろう。2人前で、これだけの品数とボリュームなら満足すること間違いなしだ。
こうしてたっぷり2時間かけて完食。お腹いっぱいの幸福感で満たされた。
ちなみにこの食べ放題は、2006年の開店当初から行っている。「おいしい手羽先を、より多くの人に食べてもらいたい」という思いから生まれ、今では、常連の中国人や、海外の観光客も増えているよう。しかも、2017年はオープン以来初めての“酉年”。12年に1度の大勝負の年だと意気込みも強い。
今後は「手羽先食べ放題×ハイボール飲み放題」などの特別イベントを考案中とのこと。この一年、「手羽一郎」がさらに高く飛躍する姿が期待できる。
(伊佐治龍/LOCOMO&COMO)
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