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自身が権利を持つポルノ動画をファイル共有サイトのユーザーにダウンロードさせ、金を脅し取る――こんな手口で大金を手に入れたアメリカの弁護士が詐欺罪で起訴され、裁判で有罪を認めました。
司法省の発表によると、米イリノイ州のJohn L. Steele被告(45)らは偽装用の会社を作り、ポルノ動画の著作権を取得。これらのポルノ動画(中には自分で制作した動画もあった)をファイル共有サイトにアップロードしました。その後、自分で動画をアップロードしたことは隠して、動画を違法ダウンロードされたと偽の著作権侵害訴訟を申し立てます。裁判所がポルノ動画をダウンロードしたユーザーの身元を明かすようISP(インターネットサービスプロバイダ)に命じると、被告らは手に入れた個人情報を使ってユーザーに直接連絡。3000ドル(30万円超)の和解金を払わないと巨額の罰金を課し、(ポルノの違法DLを暴露して)恥をかかせると脅しました。この手口で600万ドル(約6億8000万円)を手に入れたとのこと。
Steele被告は郵便詐欺、有線通信不正行為、マネーロンダリングの共謀の罪を認めました。量刑の審理については未定。共犯者としてPaul Hansmeier被告も起訴されています。
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