advertisement
NASA(米航空宇宙局)は3月10日、土星探査機カッシーニが3月7日に撮影した土星の衛星「Pan(パン)」の写真を公開しました。なんだか焼く前の餃子に似てるような……?
パンは1990年に探査機ボイジャー2号の写真から発見された衛星。今回公開されたのは、これまでで最も近い24.572キロという距離まで接近して撮影されたもので、表面の模様まで確認できる精細な写真となっています。
まるで白い薄皮の中になにかの具材を入れて、周囲をつまんで包んだような見た目で、片面を焼くか全体をカラッと揚げたくなります。ちなみに直径は約35キロです。
NASAは写真を衛星の形状や地質までを特徴付けるのに役立てるとしていて、今後解析が行われる予定です。
なお衛星の名前は、ギリシア神話の半人半獣(サテュロス)で自然と森の牧神「パン」から命名されたもの。決して食べる方ではありませんのであしからず。
(宮原れい)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「土星の輪」を超至近距離から! NASAが土星探査機「カッシーニ」からの最新映像を公開
リングの構造がくっきり。 - SpaceX、世界初の「一般人による宇宙旅行」を計画 2人を新型宇宙船に乗せて月へ
乗客は確定済み。既に相当な金額(非公開)を支払っているそうです。 - NASA、40光年先で地球に似た7つの惑星を発見 うち3つは生命居住可能か
水の存在など今後の研究が期待される。 - 木星の衛星「エウロパ」地表から水分が噴出している可能性 NASAが驚くべき発表
生命は存在するのか? - 上層大気に輝くスペクタクルな大気光! NASAが国際宇宙ステーションから撮影したタイムラプス動画を公開
壮観の一言。