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マイクラで作った「君の名は。」の糸守町が美麗 宮水神社にご神体……名場面がよみがえる

制作期間約1カ月の労作。

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 映画「君の名は。」の主な舞台である糸守町(いともりまち)をサンドボックスゲーム「マインクラフト(マイクラ)」で再現した作品が、Twitterで注目を集めています。ゲームの仕様に合わせてアレンジを加えつつ、町の全域を表現。作中の名場面が脳裏によみがえります。


湖
湖 きれい……!

 作者はTwitterユーザーのkokopyさん(@kokopy)。宮水神社やご神体、糸守湖など主要なものから、学校や商店に至るまでブロックで構築しています。


宮水神社 宮水神社もこの通り

学校 糸守高校も再現

 制作したゲームのデータも公開中。町の細部を見られる動画も公開しており、そこでは物語の鍵となるティアマトすい星の姿も拝めます。

マイクラ糸守町を巡る動画。こちらも大作となっています
すい星 仲間に作ってもらったという、テクスチャで表現されたティアマトすい星。公開されたゲームデータには収録されていませんが、動画で見られます

 編集部は作者に制作の苦労など、詳しい話を聞きました。kokopyさんは公開直後に映画を鑑賞した時点で、マイクラでの再現を構想していたとのこと。そして今年に入って時間のとれた2〜3月に着手し、約1カ月で完成させたそうです。

 制作に際しては3回の鑑賞経験と、公式ガイドブックを参考に地形を生成。しかしゲーム内で表示しきれる風景には限界があり、それに合わせて作るために試行錯誤を重ねたそうです。そういった事情で、結果的に住宅数は10戸程度と、原作の糸守町よりもかなり小さくなってしまったとのこと。


街並み スケールこそ違うものの、街並みの雰囲気はしっかり再現されている

 一番苦労した点は、「いかに田舎らしさを出すか」。マイクラのブロックは1つあたり約1メートルに設定されています。そのため細かいものを作るのが難しく、雑多に物を置いてあるような表現に苦しんだそうです。それでもニコニコ生放送で視聴者から意見を募るなどして精度を高めていきました。


商店 苦心の末、田舎の商店のたたずまいを再現。アイショップだ!

 映画で見たとき、きれいさに心を奪われたことから、宮水神社のご神体には最も力を入れたそうです。大きさの感覚をつかむのに苦労し、作り直すこと10数回。それでもきれいな風景を自分なりにどう表現するかを考えて作るのが楽しく、不思議と苦にならなかったと語るkokopyさん。最後に「二次創作によるゲームの風景ではありますが、私の感じたきれいな景色を他のかたと一緒に共有できたらいいなと思います」と述べています。


山 ご神体のある広大な山地

ご神体 ご神体に接近。動画では内部まで作り込まれていることがわかる

画像提供:kokopyさん(@kokopy

(沓澤真二)


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