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「文鳥の雌雄はダンス・デュエットを行う(一緒にダンス踊る)ことで互いに配偶者を選択し、交尾が成功する確率が高くなる」という研究結果を、北海道大学の研究チームが発表しました。
文鳥はスズメ目カエデチョウ科の歌鳥。求愛の歌を歌うのはオスのみですが、ダンスはオス・メス両方とも踊ります。今回の研究では、初対面の文鳥のオス・メスの行動を、歌・ダンス・交尾に焦点を当てて解析し、次の3点が確認できました。
- 雌雄間でダンス・デュエットが交わされると、一方しかダンスをしない時と比較して直後の交尾成功率が高くなる
- メスはオスの求愛歌を聴かなくても、ダンス・デュエットすることで高い確率で交尾受け入れ姿勢をとる
- ダンスはオス・メスどちらから開始しても、その後のデュエットに至るかどうかや交尾成功には影響しない
この結果、求愛ダンスが雌雄双方向的なコミュニケーションとして機能していることと、文鳥の求愛には歌よりもダンスが大きな役割を果たしていることが分かりました。
今後は初対面から“つがい”の形成と持続まで時間を追って同調性の変化を解析することで、求愛ダンスの雌雄間コミュニケーションにおける役割を明らかにしていくとのことです。
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