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外務省がゴルゴ13に協力要請 「中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」解説漫画に起用

原則毎週金曜更新で全13話を予定。

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 テロの脅威が欧米やアジアにまで広がり、在外邦人もその標的になっている情勢を受け、外務省が特設サイト「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」を公開。さいとう・たかを作「ゴルゴ13」の漫画で、企業の海外赴任者がテロにどう対策すべきか解説しています。


特設サイト

 大臣に呼ばれ外務省を訪れる、超A級スナイパー「ゴルゴ13」ことデューク東郷。昨今のテロ事情や、同省の海外安全情報通知サービス「たびレジ」について説明する大臣を、「省いてもらおう……」とさえぎり具体的な要件に踏み込みます。さすがゴルゴ13、釈迦に説法だったもよう。というか、「たびレジ」の語感とのギャップすごいな。


4ページ 世界中で活躍するゴルゴ13は、たびレジについても把握済み(4ページ

 「在外邦人のなかでもとりわけ安全面で脆弱とされる中堅・中小企業の安全対策のために、力を貸してほしい」と正式に依頼されると、ゴルゴ13は自分に依頼する理由を問います。すると大臣は、「強いて言えばあなたが臆病だから」「そのような人間こそこの仕事にふさわしい」と返答。納得したのかゴルゴ13は依頼を受託し、安全対策指南のために世界各国へ派遣されることになるのでした。


5ページ 原作第28巻の、ゴルゴ13が「臆病だからこそ生き抜いている」と明かすエピソードに由来するシーン(5ページ

 漫画はここでいったん終了。以降のページでは、安全対策の要諦が文書で説明されています。外務省は情報提供をするとともに、企業が積極的に情報へ接し、自衛することも重要と提言。同資料を参考に、自社の安全対策マニュアルを作成することを推奨しています。

 漫画は全13話を予定。3月31日の第2話以降、毎週金曜日に更新されます(第13話のみ6月13日火曜日)。現状は依頼交渉が成立した段階ですが、今後ゴルゴ13がどのような活躍を見せるのか、スナイパーとしての真価は発揮されるのか気になるところです。


(沓澤真二)


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