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「Pokemon GO」(ポケモンGO)のゲーム上の拠点である「ポケストップ」や「ジム」を増やすことをNiantic, Inc.およびポケモンが発表した。2016年8月に観光振興連携について共同発表した岩手県、宮城県、福島県、熊本県と京都府の要望が実現した(関連記事)。
対象地域は、3月31日に避難指示が解除された浪江町を含む、福島県浜通り地域の4村町(広野町・浪江町・楢葉町・川内村)と、京都府南部の魅力を発信する「お茶の京都博」を4月1日より開催した京都府南部の12市町村のうちの2市(宇治市・八幡市)、そして、宮城県の3市町(石巻市・東松島市・南三陸町)。5月以降も、1府4県からの要望をもとに、対象地域を順次拡大して「ポケストップ」や「ジム」を増やしていく予定だ。
「ポケモンGO」の前身にあたる位置情報ゲーム「Ingress」でも復興支援や観光促進に取り組んでおり、各地域の交流人口拡大、観光客の誘致、地域の魅力の訴求、地域住民同士の交流を推進することを支援するとしている。新たな「ポケストップ」と「ジム」は以下の通り。
宮城県
- 時期:2017年4月1日
- 対象地域:石巻市・東松島市・南三陸町(※2016年11月に宮城県が主催したポケストップ追加企画イベント「Explore Miyagi」で参加者が収集した情報をもとに反映)
福島県
- 時期:2017年4月1日
- 対象地域:浪江町・広野町・楢葉町・川内村
京都府
- 時期:2017年4月1日
- 対象地域:宇治市・八幡市
熊本県(予定)
- 時期:2017年4月中旬以降
- 対象地域:八代地域
岩手県(予定)
- 時期:2017年4月中旬以降
- 対象地域:陸前高田市・大槌町
「ポケモンGO」には道具を入手する「ポケストップ」や、他のプレイヤーのポケモンとバトルする「ジム」という拠点が、現実世界の名所旧跡や有名なモニュメントなどに設定されている。
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