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サイバーパンク感あるな…… N高等学校の入学式が30万円のMR(複合現実)機器装着で実施される

生徒たちに見えている世界も見られます。

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 本日4月5日、カドカワのネット高校「N高等学校」(N高)が沖縄伊計本校とニコファーレで入学式を実施しました。2016年に“VR入学式”として注目されたネット入学式がさらに進化し、2017年は最先端のMR(複合現実)技術によるホログラムを活用した入学式となります。


N高等学校 入学式 MR こんな感じです


N高等学校 入学式 MR サイバーパンク感


N高等学校 入学式 MR 先生方も装着

 ニコファーレの会場に参列する生徒は30万円以上するMRヘッドセット(※Microsoft HoloLens)を装着し、沖縄伊計本校の入学式の様子や特別来賓のスピーチなどをリアルに体感しました。MR端末を多人数の来場者が装着して同時に同じホログラムを視聴するイベントは、世界初の試みとのこと。

Microsoft HoloLens:Microsoftが発売したMR(Mixed Reality:複合現実)端末で、CPUやOSを内蔵し、Windows 10を搭載した世界初の自己完結型ホログラフィックコンピュータ。実際の世界の一部としてデジタルコンテンツを視覚化して鑑賞・操作することが可能。今回の入学式は、ドワンゴが独自に開発した、多人数が同時に同じホログラムを視聴できるシステムを活用して実施された。

 式の様子はニコ生でも中継されたのですが、会場の生徒たちが全員機器を装着している様子はなかなかのサイバーパンク。これが未来の学校か……。

 このMR端末は現実世界に合成画像を映し出し、本当にそこにあるかのように見られる機器です。入学式では、沖縄伊計本校でしゃべる校長が、まるでニコファーレ会場で喋っているかのような演出などに活用されました。生中継では、ホロレンズを通して見えている映像も放送。


N高等学校 入学式 MR 沖縄にいる校長がホロレンズを通してニコファーレ会場に登場

 また、N高等学校では、このようなホロレンズを使った“未来の授業”も想定しているとのこと。例えば、離れた場所にいる先生が目の前で指導しているかのように見られたり、教科書のグラフや図などを全方向から見たりといったものです。


N高等学校 入学式 MR 遠くにいる先生がホロレンズを通して近くで指導してくれます


N高等学校 入学式 MR 先生側はちょっと寂しい?

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