「ドラゴンクエスト」シリーズの最新作「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」では、あの“ふっかつのじゅもん”が復活することが分かりました。なん……だと……?
ふっかつのじゅもんとは、ファミコン版「ドラクエ1」と「ドラクエ2」で採用されていたセーブシステムのこと。当時はまだカセット内にデータを保存する仕組みがなかったため、ドラクエ1では20文字、ドラクエ2では52文字のパスワードを使って、ゲームの進行状況を保存していました。
当然、1文字でも間違えると「じゅもんが ちがいます」と言われ、進行状況が吹っ飛んでしまうため、メモする時は必死。せっかく苦労して進めても、呪文が間違っていたせいで泣く泣く前日のパスワードからやり直すハメに……といった悲劇も珍しくありませんでした。
「ドラクエXI」版のふっかつのじゅもんは教会で聞くことが可能。詳しい仕様はまだ不明ですが、ファミコン版の呪文も入力できるそうで、発表会では「ちょっとだけ楽ができる」と説明されていました。
また、もちろん「ドラクエXI」のセーブデータをふっかつのじゅもんとして出力することも可能。ただし現在のセーブデータはとても数十文字で収まるレベルではないため、引き継げるのはあくまでキャラクターの名前や、現在のストーリー進行など、一部のデータだけとのこと。レベルや所持金などは、進行に応じて「大体これくらいだろう」という数字が自動で割り当てられるとのことでした。
「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」は7月29日発売予定(関連記事)。価格はプレイステーション 4版が8980円(税別)、ニンテンドー3DS版が5980円(税別)。
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