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Facebookが、「開発者カンファレンスF8 2017」内で脳から出るシグナルを使いタイピングができるシステム開発に取り組んでいると発表しました。手術など伴わない、着用可能なセンサーによって提供したいと考えているとのこと。これは入力時に邪念がはいらないよう気を付ける必要がありそうですね……。
このシステムは、脳からの指令で通常のスマートフォンに入力する5倍の速さに当たる、100語/分の入力が可能なサイレント音声システムを開発するという目標で開発されています。ただし、これは人々の思考を解読しようというものではありません。
例えば、写真をたくさん撮影した際、そのうちの何枚かのみを友人などとシェアします。同様に、頭の中ではたくさんのことを考えていますが、その中で「シェアしたい思考」の一部のみを言語化します。このように、“シェアしようと決めた言葉”などを解読して、脳の中心部に伝達するというものです。
もしもこのシステムが実用化されたら、いずれ仕事中はキーボードを打ち込むのではなく、皆PCの前で頭にセンサーを付けてジーっとしている光景が普通になるかもしれません。実に未来的ですね。なお、Facebookでは人々が肌から直接音声を感知できるプロジェクトも進めており、肌を通して言語を提供するために必要なハードウェアとソフトウェアの開発も行っています。
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