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都心に七色の光「虹」あらわる

東京都心に七色に光るキレイな虹が出現しました。関東は上空の寒気の影響で大気の状態が不安定になり、落雷も観測されています。この後も急な雨や雷雨にご注意を。

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都心の空にクッキリと虹

 29日16時前、東京都心に七色に光るキレイな虹が出現しました。二重になっているのが分かりますか? 内側が「主虹(しゅこう、しゅにじ)」と呼ばれるもので、外側に薄く見えるのが「副虹(ふくこう、ふくにじ)」と呼ばれるもの。主虹は、赤が一番外側で紫が内側という構造ですが、副虹は逆になっていて、赤が内側、紫が外側なんです。

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日本付近は広く大気不安定

 本州付近は、上空5500メートル付近に、マイナス24度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込み、大気の状態が不安定になっています。関東北部の山沿いでも黒い雲が発生しています。また、中部地方でも落雷が観測され、愛知県東郷町の名古屋ゴルフ倶楽部で開催されている「中日クラウンズ」は、一時試合が中断される場面もありました。

 東京都心からも時折黒い雲が見えています。この後も、夜まで大気の不安定な状態が続く見込みで、全国の広い範囲に雷注意報が発表されています。急にザッと降る雨、落雷、竜巻などの突風、ひょうなどに注意が必要です。

 「黒い雲が近づいてきた」「風向きが急に変わって風が冷たくなった」「カミナリの鳴る音が聞こえたり稲妻が見えた」など、積乱雲の発達する兆しがある場合は、頑丈な建物の中に避難して、身の安全を確保してください。

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