インドのキシリトールガムのCMがネット上で「すごい」「発想に脱帽」と話題になっています。公式のYouTubeアカウントにて動画が公開されています。
辺りが暗くなってきた夕方、宮殿への道を急ぐインド人の青年が主人公です。途中で出てくるのは正面左右にインド人2人がハマっている車や、高い柱の先端や正門の壁、さらにプールの中に逆立ちでバランスをとるインド人と、ここで既に世界観がぶっ飛んでいます。
そして青年がたどり着いた先は、何人ものインド人が下を向いてぶら下がる“インド人シャンデリア”。その真ん中に入ってガムをかみ始めたかと思うと、突如青年の口からまばゆい光が放たれて、キラキラと輝く見事なシャンデリアに(!)。まさかインド人たちの歯が照明と化すとは……。
また車や柱の上でライトの代わりとなったインド人たちも全員歯を光らせ、インドの街中がどんどん明るくなっていくシーンでキシリトールガム「Happydent」が登場。歯の白色度を維持する効果を大胆に誇張した、コミカルな広告内容となっています。
この作品は「メントス」などで有名なPerfetti Van Melle社の子会社Perfetti Van Melle India社によるCMで、数年前に制作されたもの。海外のメディアなどでも評価を受けた他、Twitterでも今年5月初旬に「想像の斜め上を行く天才的発想に脱帽」と注目を集めていました。
ライトを人間に置き換えるというアイデアには驚きですが、ここで思い出されるのは、2014年公開の映画「ジャッジ!」にも登場したトヨタのCM「Humanity」。こちらは車のシートやシートベルトなどのパーツを人間に置き換えたアイデアが評価され、第53回カンヌ国際広告祭でフィルム部門 銀賞(シルバーライオン)を獲得しました。ワイパーを動かすおっさんの姿がシュールだったなぁ……。
(宮原れい)
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