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新型“カセット”プレーヤー、リトアニアで開発中 カセットをはさみむき出しで再生するスタイル

USB経由でカセットの音楽データをPCに転送することもできます。※追記あり

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 デジタルオーディオプレーヤーの普及に伴い、めっきり影をひそめたオーディオ用カセットテープ。それでも愛好家は少なくないようで、リトアニアの新興企業が新型のポータブルプレーヤー「elbow」を開発しています。クリップ型の本体でカセットをはさみ、むき出しのまま再生するコンセプトが斬新。


本体 既存のプレーヤーと異なり、再生に必要な部分だけを覆うスタイル

 幅30ミリ・高さ約71ミリ・厚み30ミリの手のひらサイズ。側面から見ると逆U字型になっています。表側には2軸ヒンジで4方向に動くアームを搭載。内側の突起をカセットテープの巻き取り穴に差し込むようにしてはさめば、再生準備は完了です。突起がテープを巻いて送り、アームの根元に配されたヘッドが音楽情報を読み取って再生します。


ヒンジ アームを左右に動かすことで、どちらの巻き取り穴にも装着可能。A・B面を楽に切り替え

 アームの下部は操作用のホイールになっており、再生・停止・巻き戻し・早送り・音量調整ができます。端子類はmini-USBポートと3.5ミリのオーディオジャックが各1基。USBは充電のほか、カセットの音楽をPCへ保存する用途に使えます。


ホイール 下部の円盤で再生等を操作

端子類 裏側のロゴマークは、外すと装着用の押しピンに

 付属の押しピンで服やカバンに着けることも可能で、アイデア次第でしゃれた演出もできそうなこのプレーヤー。発売時期や価格は未定となっています。


5月9日13時追記

 記事公開後、「この構造ではテープを定速で走行できず、正常に再生できないのではないか」といった指摘を多数いただきました。メーカーの資料を再度確認したところ、ヘッドに併設された光センサーでテープの走行速度をチェックし、これをもとに再生レートを調整するとのことです。説明不足をお詫びいたします。


構造

(沓澤真二)


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