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顔にスパイク受けた部員「体罰との認識ない」 大阪府立今宮工科高校・バレー部の体罰疑惑、府教委は「事実であれば厳正な対応」

生徒のことを思うと、以後の過度な拡散は慎むべきという考え方も。

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 大阪府立今宮工科高等学校で撮影されたバレー部の練習動画が物議を醸している問題で、今宮工科高校の校長が「(動画は)本校のバレー部の練習を撮影したものだった」と調査状況を明かしました(関連記事)。


今宮工科高校バレー部 顧問が生徒にボールを投げつける様子

 波紋を呼んでいるのは、5月14日に投稿された動画ツイート。バレーボール部の顧問が床に伏せた部員の顔面にスパイクを打ったり、顔を狙ってボールを投げつける様子などが37秒に渡って撮影されていました。

 同校は動画の存在を把握した5月15日午前から教育委員会と連携して調査を開始。15日午後に顧問と、顔面にスパイクを受けた2年生の聞き取りを行いました。この聞き取りで生徒は「体罰を受けたとか、そういった思いはない」と心境を明かしたとのことで、生徒の保護者とも円満に話し合いが進んでいるといいます。

 同校の山崎校長によると顧問の教諭は、バレーボール経験者の30歳。赴任6年目で学校での評判は「生徒思いで教育熱心な先生」とのこと。今回の練習方法については「指導の一環」と話しているといい、技術力というよりは精神力の向上を目指したものだったと説明しています。また今回スパイクを受けていた生徒がこの練習を何度も受けていたという事実はなく、これまでにも複数の生徒に対して時折こうした練習を行っていたとのことでした。


今宮工科高校バレー部今宮工科高校バレー部 物議を醸した顔面へのレシーブ。特定の生徒を狙ったものではないと顧問は説明

 なお動画を撮影したのは、5月14日に今宮工科高校と練習試合を行った府内の別の高校の生徒と見られており、編集部がこの高校に問い合わせたところ「現在動画に関する調査を行っている」と話しました。

 また大阪府教育委員会にも取材を申込んだところ、5月15日午前時点で動画の存在を認識していたと回答。「(世間で騒がれているようなことが)事実であれば厳正な対応を取ることになるだろう」と話しました。

 今後も今宮工科高校では動画についての調査が続けられるとのことですが、ネット上ではいまだ「指導」か「体罰」かで意見が分かれています。

画像:拡散している動画より(画像の一部は編集部が加工しています)

(Kikka)

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高校 | 動画 | 体罰 | 調査 | バレーボール


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