とてつもない煽り力の高さを誇る広告が東京駅に登場したと話題になっています。
この広告を出しているのは、ソフトウェアの開発・販売を行っているサイボウズ。同社のビジネスアプリ作成プラットフォーム「kintone(キントーン)」のPRを目的としたものです。
広告のデザインはいたってシンプル。しかめっ面をしたスーツ姿の男女とともにさまざまなキャッチコピーが大文字で打たれているのですが、その内容はかなり強烈。
「労働時間削減 結局現場にムチャぶりですか?」「ノー残業、楽勝! 予算達成しなくていいならね」「結果出せおじさんと早く帰れおじさん……ふぅ(ため息)」といったような、管理職に対するキツーイ皮肉がこめられたメッセージばかり。部下を持つ方々にとってはグサリときますね。
現場の声を代弁したかのようなこの広告に対し、ネット上では「さすがサイボウズ」「朝イチの電車で出社させられたくねえ(泣)」など、その内容に共感する反応が多数見られました。
かなりパンチの効いたこれらのコピーはいったいどのようにして生み出されたのでしょうか。この広告の狙いについて、サイボウズ・マーケティングコミュニケーション部に電話で取材したところ、以下のような回答が返ってきました。
「働き方改革の流れで、業務量や働き方は変えていないのに、労働時間を削減するための 強制的なルールだけを強いられている現場の、(ちょっと言いづらい)声を代弁しました。 労働時間を削減するためには、ルールだけを決めても根本的な解決にならないので、ツールを利用することで業務を効率化し『ルールだけでなく、ツールで新しい働き方を』を実現してほしい』『会社や制度のせいにするだけでなくて、自分たち(現場)で働き方を変えられるんだと思ってほしい』 という思いで作成しました」
また、ネット上での反響についても「Twitterで話題になり、まとめが作られるなど、予想以上の反響をうれしく思っています。ルールだけですと根本的な解決にはならないので、kintoneを使って業務効率化を実現したいと思う人が一人でも増えるとうれしいです」と、広告への反響に対する喜びの声を述べていました。
「kintone」は月額780円から利用受付中、30日間無料のお試し版も利用できます。
画像提供:サイボウズ株式会社
(エンジン)
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