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京都市動物園で5月11日に国の天然記念物であるツシマヤマネコの子ども2頭が誕生しました。
ツシマヤマネコは長崎県対馬だけに生息する野生のネコ。生息に適した環境の減少や交通事故などさまざまな要因で生息数が減少し、現在の生息数は推定で70頭(または100頭)とみられています。
今回誕生した子どもの両親は、繁殖を目的に2015年に福岡市動物園から来園したキイチ(10歳)とメイ(3歳)。5月11日に営巣行動や陣痛がみられたものの分娩にはつながらず、帝王切開が行われました。
取り出された子どもは、第1子がオス(体長14.9センチ,体重102.4グラム)で第2子がメス(体長15.2センチ,体重100.1グラム)。産後の経過は母子共に良好で、無事に育てば本州では初の繁殖となるそうです。
両親と子どもたちは非公開の繁殖施設で飼育されており一般公開はされていませんが、同園の「もうじゅうワールド」では、メスのツシマヤマネコ・ミヤコに会うことができます。絶滅が危惧されるツシマヤマネコの子どもたち、元気に育つことを祈っています。
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