「無駄な精子は1つもない」 政治家が全てを下ネタで解決する漫画「あおい万太郎」が日本に求められている人材

政治家が突然下ネタで声を掛けてくる事案が毎話発生。

[コンタケ，ねとらぼ]

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　ビッグコミックスピリッツで連載されていた漫画『あおい万太郎氏当確です』（まえだたかひろ）が、5月30日に単行本化されます。1巻で完結する同作は、政治家の「あおい万太郎」がさまざまな問題を全て下ネタで解決していくという痛快おち○ちんヒューマンドラマです。国民よ、ギンギンたれ！

えぇ……

笑顔でなんてこと言うんだ

真顔で下ネタ

どこでも下ネタ

問いかけるシモネタ

爽やかに下ネタ

力説する下ネタ

かっよこく下ネタ

身の上話し代わりに下ネタ

灯籠の形やめろ

　式辞に呼ばれた成人式で新成人が暴れていれば「男が集まればオナニー談義、健全だ」「無駄な精子は1つもない」と声を掛け、自分の選挙ポスターにいたずらをしている子どもたちには「今どきの子はもうしてるか？　オナニーは」と問い掛けます。政治家じゃなかったら通報されてる。

　“政治家”というお堅いイメージの存在が突如として真顔で繰り出してくる下ネタに、万太郎を知らない人間はフリーズしてしまいます。まるでプロレスラーが銃撃してくるかのような予想外の戦法は、皆を丸め込んでしまうのでした。恐るべし、万太郎……！

　今の日本を覆う閉塞（へいそく）感を打ち破るには、彼のような（間違った）圧倒的パワーが必要なのかもしれません。もうこれ以上ないほどくだらない漫画ですが、これ以上ないほど頭を空っぽにして読める1作です。

「あおい万太郎氏当確です」表紙

作者のまえだたかひろさんはこの「あおい万太郎」がデビュー作となりました

(C)まえだたかひろ/小学館