6月4日から5日まで千葉県・海浜幕張公園で行われたレッドブル・エアレース千葉2017(関連記事)。その最大の見どころである試合の様子を画像で振り返ります。
最高時速370キロの機体を操り、全長約4キロのコースに設置された高さ25メートルのエアゲートの間を縫うように飛行するエアレースは、“空のF1”とも称される競技。規定の飛行順と方法でゲートを通過し、ゴールまでのタイムを競います。
レースのスタートを意味するスモークが機体から発せられると、会場からは「スモークオン!」の大歓声。選手たちはゲートへの進入角度や接触、重力加速度が10Gを超える時間が0.6秒以上の場合などに減点もしくは、DNF(Did Not Finish・フライトが無効になる失格)が課せられるという非常に厳しいルールの中、異次元の飛行テクニックを披露。タイムが発表される度に大きな拍手が贈られました。
幕張会場は風の影響を受けやすく、今大会では減点やDNFが相次ぎました。室屋選手もラウンド・オブ・8で、エアゲートの水平不通過(インコレクト・レベル)による2秒のペナルティが課せられたもののギリギリで競り勝ち、ラウンド・オブ・4では立て直しに成功。1番滑走という不利な条件の中、「スーパーラップは狙わずノーペナルティーで行く」という作戦が功を奏し、サンディエゴ大会からの連続Vを成し遂げました。
室屋選手は現在シリーズ総合ランキングでトップ。会見では「365日、つまらぬことの積み重ねが大切。ポイントのことはあまり考えずに、いいレースをしていきたい」と語り、今後のさらなる活躍を予感させました。初のシリーズ総合優勝まで、Go!! Yoshi!!!
(文・Kikka/撮影・Ryo Tajima)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 【厳選画像80枚】レッドブル・エアレースにハイレベルなレースクイーン&コンパニオンが大集合!
キレイなお姉さんは好きですか? - 【画像60枚超】どこもかしこも世界チャンピオンだらけ! レッドブルエアレース2017、会場のパフォーマーを総力取材 BMXにスケボー、JETDECKも
神業のオンパレード。 - 会場から「おかえり」の声 レッドブル・エアレース千葉で零戦がエキシビション飛行
「ブライトリング」が修復した商業旅客機・ダグラスDC-3も優雅に登場しました。 - 【画像36枚】レッドブル・エアレース千葉2017、室屋義秀が優勝! V2達成で年間ランク首位に
画像追加:優勝決定の瞬間、会場からは大歓声と「おめでとう」の声。 - 人間ってこんなことできるのか! Red Bullによるアドベンチャースポーツなどの写真コンテスト優秀作品公開
信じがたい光景の写真ばかり。