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日本音楽著作権協会(JASRAC)は13日、BGMを使用していながら著作権の手続きをしていない178事業者・352店舗に対し、簡易裁判所に民事調停を申し立てたと発表しました。なお、この申し立ての全件数のうち、163事業者・205店舗が美容室だったそうです。
JASRACは2015年6月、音源の多様化により正当な手続きを経ずにBGMを流す施設が増えたことを受け、初めて全国の15支部が171事業者・258施設に対し一斉に法的措置を実施。また、2016年6月にも187事業者・212店舗に対し全国一斉に法的措置を行っていました。
JASRACは発表の中で「今後も引き続き、各業界団体やBGM音源提供事業者との協力関係を構築していくなど、BGMの適法利用促進のための様々な取り組みを推進してまいります」とコメントしています。
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