6月6日リリースのスクウェア・エニックスとポケラボが運営するスマートフォン用アプリ「シノアリス」で、課金関連の不具合が存在することを公式が認めTwitterで謝罪しました。運営では全て補償を進めていくとしていますが、課金が絡む重大な不具合でありながら、これまで告知せずにサービスを続けていたことに対し、ネット上では強い非難が寄せられています。
現在公式にアナウンスされている不具合は、以下の5つ。
- 高負荷時にガチャが実行されず、魔晶石のみ消費されてしまう不具合
- 高負荷時にガチャを利用した際、ヨクボウメダル(IV)が正常に付与されない不具合
- 高負荷時に「魔晶石300+ジョブ開放」を購入した際、ジョブ「赤ずきん/クレリック」が開放されない不具合
- 高負荷時にガチャを利用してジョブ突き武器を獲得した際、ジョブが適切に開放されない不具合
- 高負荷時にプレゼントボックスから魔晶石を受け取った際、正常に付与されていない不具合
これらはどれも課金が絡む致命的な不具合ですが、1〜3の不足分のアイテムの付与、開放されていないジョブの開放、または魔晶石の付与対応をユーザー個別にすすめていくとのこと。また、4〜5の不具合については、すでにメンテナンスで対応を完了したとしています。
こうした「魔晶石や武器が消滅する不具合」は以前からユーザー間で報告があがっており、運営は11日に一部の不具合を認め、現在は正常な状態に回復したと報告していました(ゲームキャスト/GameDeets)。
ところが、その後もユーザーからは同様の不具合報告があがり続けていた(まだ不具合が残っていた)にもかかわらず、運営はそのことを告知せずにサービスを続行。課金が絡む致命的な不具合でありながら、さらに被害を拡大させかねない対応であり、「不具合が完全に解消されるまではサービスを一時停止するべきでは」など、厳しい声もあがっています。
ただし、詫び石が1000個配布されたことにより、一部では納得したという声もあがっていました(10連ガチャ=石300個=3000円、1000個=1万円相当)。本記事執筆時点でのトレンド1位は、「詫び石1000個」です。
同作は、サービス開始初日から数日に渡り高負荷が原因の不具合で長時間メンテを繰り返していましたが(関連記事)、現在も高負荷時には長時間の読み込みやエラーが発生するという声が多数あがっています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- グラブル、正月ガチャの補填宝晶石が10万石単位で返還された“詫び石大名”が大量に生まれる なお1石は約1円
中には80万石を超える超有力大名も。 - スクエニ「シノアリス」 6月6日リリースからメンテと不具合を繰り返しプレイできない状態続く
まともにゲームを進められません。 - スマホゲーム「シノアリス」の“強制メンテナンス解除ツール”をうたうTwitterスパムが出回る 公式が注意喚起
できるわけないだろ! - スクエニ新作「シノアリス」明朝までメンテ決定 「想定を遥かに上回る未曾有の同時接続数」「サーバーが臨界点を超え」
すごそう。 - DMMの新作オンラインゲーム「カオスサーガ」 “諸事情”により1日でサービス終了
FF11からのデータ流用がうわさされたと思ったら終了しました。