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先生に隠れてこっそり居眠り……ができなくなるどころか、ちょっと集中力が切れてきただけで即座に見抜かれ、注意を受けてしまう未来がすぐそこまできているかもしれません。
フランスのとあるビジネススクールで、人工知能と顔認証システムを活用した生徒の授業態度管理システムが導入される予定であると、米The Vergeが報じています。「Nestor」と呼ばれるこのシステムを開発したのは、サンディエゴ大学とパートナーシップ契約の下運営されているLCAラーニング。生徒が使用するノートPCに備え付けられたWebカメラを利用し、生徒の目の動きや表情などをスキャン。講義に集中しているかをチェックします。
注意力散漫と判定されると、授業内容に応じた問題が出題されるという仕組み。生徒の集中力が落ちがちなポイントはデータとして講師側にも通達されるため、講師は授業の改善に役立てることもできます。YouTubeに投稿されたPVでは、PC画面からロボットの腕が飛び出し、集中力が落ちてきた学生をしばくという洒落の効きすぎた演出も確認できます。
LCAラーニングはまず9月にオンライン授業用にNestorを導入し、将来的には実際の教室で行われる授業にも導入したい考え。また、授業態度の観察以外にも、生徒の普段の行動を観察し、例えばYouTubeなどの娯楽に費やす時間が多い時間帯があれば、その時間を勉強に費やすようスケジュール調整を提案するプログラムも搭載可能とのこと。あまり息苦しくならない形で、さり気なくサポートしてくれる仕組みができるとうれしいですね。
NestorのPV
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