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8人に1人がスマホでレポートを書く一方でPC所持率は9割 「若者のPC離れ」に踏み込む調査結果が興味深い

実はあまり“離れ”ていないのかも。

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 「イマドキ大学生のパソコンに関する意識調査」を、IT機器リサイクル事業のリングローが公表しました。近ごろ耳にする「若者のPC離れ」の実態に迫る、興味深い結果が出ています。


PCに関する意識調査

 調査対象は279人の大学生で、過半数の142人が4年生。「スマホ世代」と呼ばれるだけに99.3%がスマートフォンを所有しており、87.5%がメインのインターネット端末として使っています。その一方で、90%が自分用のPCを持っていると回答。決してPCから離れているわけではないようです。


所持端末 タブレットは20%弱、3.2%ながらガラケーの人もいます

 使いこなせるPCの機能を問う項目では、インターネット、メール、文書作成との回答が各90%程度。プレゼンテーションは83.1%、表計算は64.7%で、PowerPointやExcelへの苦手意識が少々みられます。なお、社会人になったらPCを使う機会が増えると考えている学生は96.4%。「PCの使いかたを勉強してみたい」と答えた人も83.5%と、大多数が将来的なPCの必要性を意識しています。


使いこなせるPCの機能 表計算が使いこなせると答えた人は64.7%。Excelって、どこまでできれば「使いこなせる」と言い切れるか判断が難しいですよね

機会が増えるPCへの学習意欲 将来社会で働くうえで、PCが必要になることは認識している

 スマホで入力するものは? との問いでは、「SNS投稿」が92.3%と最多で、続いて「スケジュール」が59.4%。変わったところでは、およそ8分の1にあたる12.2%が課題レポートをスマホで作成しているとのデータも出ています。ただし、PCの用途を聞いた項目ではレポートが97.5%となっており、大多数は各端末を適宜使い分けているといえるでしょう。


スマホ用途 エントリーシートや履歴書をスマホで書く人も

PC用途 PCの役割は、大部分が長文入力

 サンプル数がいささか少ないことは否めませんが、若者がスマホをメインの端末として活用しつつ、PCへも取り組んでいることが分かりました。今後電子授業が本格化していけば、次の世代ではまた状況が変わっていくでしょう。


(沓澤真二)


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