6月3日に300個限定でネット販売し、即完売となった日本マクドナルドの「ビッグマックソース」。今回はそんな激レアなソースを使った超ビッグサイズのビッグマックをバンズから手作りしました。
ある日窓の外を見ていると……マクドナルドが見えました。猛烈にビッグマックが食べたい、でも外は小雨が降っている、でも空腹で食べるビッグマックはプライスレス。そんなことを考えているときに思い出しました。先日ビッグマックの幻のソースを手に入れることができたことを……!
オンラインモール「マクドナルド 楽天市場店」で販売されるやいなや、一瞬で完売した「ビッグマックソース」は、ビッグマックや、期間限定のグランドビッグマック、ギガビッグマックなどに使用されているマクドナルドオリジナルのソースで、通常一般発売はされていません。
そんな激レアソースを使ってビッグマックを作る、となれば、より“ビッグ”なビッグマックを作るしかありません。ビッグマックを作る……一体どのレベルから? と思われる方も多いでしょう。もちろんバンズからです。
さっそく用意したのは、牛乳、水、砂糖、小麦粉、ハチミツ、ドライイースト、バター、ごま、卵。材料を計量し、しっかり混ぜ合わせていきます。
生地がまとまってきたら、調理台でこねたり、叩きつけたりしていきます。20分以上無心で生地をこねまくり、一旦ボウルに移してからオーブンへ入れ、一次発酵させます。
約1時間の発酵が終わったら、生地に指を入れて柔らかさを確かめます。よくパン生地の硬さを「耳たぶぐらいの硬さになったら」といいますが、まさにそんな感じで気持ちいいです。今回は生地が指にまとわりつくことはなく1発OKでした。
次にボウルから生地を取り出し、適度にガス抜きを行います。発酵が終った生地には気泡がたくさんできていて、ガスを抜くたびに「プチプチッ」と音が鳴るのがちょっとした快感です。ガス抜きが終わったら生地を等分して濡れ布巾をかけ、生地を休ませる「ベンチタイム」を行います。
この間に具材の準備をしていきましょう。用意したのは、牛ひき肉100%、ごま、レタス、ピクルス、玉ねぎ、チーズ、卵です。
そしてここで真打登場。ビッグマックソース、開封の儀です。ビッグマックをイメージさせる外箱をパカーッと開けてみると、中には高級そうな金色のふたが輝くソースが鎮座しています。
味見をしてみると、コクのあるまろやかなソースにピクルスの酸味、そしてマスタードの柔らかい辛味が絶妙にマッチしています。そうだよ、この味だよ……と、楽しんでいると生地のベンチタイムが終わりました。今回は大きめの丸型が手に入らなかったので、アルミホイルで丸型を作り、天板の表面に油、生地の表面に卵を薄く塗っていざオーブンへ。果たして上手に焼けるのか、ちょっと心配です。
そしてバンズが焼けるまでの間に、具材の下ごしらえをしていきます。まずは食感を損なわないよう混ぜすぎに気をつけながら、パテを手のひらサイズまで広げていきます。そしてそれをフライパンに移し、両面しっかりと焼いていきます。レタスは千切りに、玉ねぎはみじん切りにしてから水にさらし、ピクルスは薄切りにします。
下ごしらえをしながらパンが焼けるのを待つ間に、はたと思い出しました。マクドナルドでビッグマックを注文すると、包装紙ではなく箱型のパッケージで提供されることを。“ビッグ”なビッグマックを自称する以上、やはりケースは欠かせない……。よし、もうこうなったら作ります。
雨の中スーパーでいただいてきたダンボールをペーパークラフトの要領で箱型に組みます。ちゃんと1枚のダンボールから1箱を作るのがポイントですよ。そしてダンボールに印刷した紙で化粧をしていきます。
赤を基調にしたケースに、ねとらぼのイメージキャラクター、ITちゃんをデデーンと配置。ビッグマックのパッケージにもある「THERE IS ONLY ONE」のメッセージや、マクドナルドの代名詞「i'm lovin' it」を意識した「i'm lovin' net」などのメッセージも貼り付けていきます。
そうこうして待つこと約1時間。オーブンを開けてみると……バンズがこんがり焼けていました! 丸いキレイな形で焼きあがっています、うわ〜いい香り!
少し冷ましてから、バンズをそれぞれパン切りナイフで真っ二つに切ってみるとしっかり中まで焼けていました!
バンズをフライパンで熱したバターで軽く焼き上げたら、いよいよトッピングへ。まずはバンズの上にみじん切りの玉ねぎをこんもりと盛り、ビッグマックソースをたっぷり塗ります。そのうえに通常1枚のチーズを5枚もトッピングし、レタス、パテ、バンズ、玉ねぎソース、レタス、ピクルス、パテの順で載せていきます。
そして最後にバンズを乗せれば、ついに超巨大ビッグマックが完成しました! ビッグマック作りに命をかけている間に家人が何食わぬ顔で買ってきた通常のサイズのビッグマックと比べてみると、とんでもない“ビッグ”感が伝わってきます。
横から見てみると高さは倍以上あり、本当に“ビッグ”です。
早速食べてみようと、いつもの食べ方で持ち上げてみますが、手がプルプルして全然口に運べません。というか、正直こんな重いバーガーを持ったことがありません。
だめだこりゃ、ということで急遽フォークとナイフで切り分けてから一口。うまぁあああい! レタスのシャキシャキ感、お肉の肉肉しい感じ、そしてたっぷり塗られたソースがビッグマック感を見事に演出しています。朝から何も食べてないからとかを差し引いてもうまぁああああい!
あらかじめキンキンに冷やしておいたコーラと一緒にいただくと最高においしいです、やっぱりソースはだくだくだよなぁ……! あまりのおいしさにどんどん食が進み、2人で40分かけて完食しました!
残念ながら今回のソースの販売個数300個は完売となりましたが、再販を望む声も多く、そして何より本当においしいので、ぜひ再販してほしいです。ごちそうさまでした!
(Kikka)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ファミマの“たまごサンド”に“ファミチキ”をはさめ! ずっしり満足なサンドになるよ
しあわせ。 - うちの母のお弁当、やっぱり面白いですか? 編集部員のお昼を公開【母弁写真2017冬版42枚】
皆さんの反響に一番驚いていたのは母です。 - うちの母のお弁当、そんなに面白いですか? 編集部員のお昼を公開【母弁写真32枚】
中・高・大・社とこの調子なので、本人は何が面白いのかさっぱりわからない。 - あの「だしの自販機」の実力を徹底検証! だし料理を作って、食べて、食べて、食べまくる!
想像以上においしかった。 - 米国人「『うま味』ヤバい! うま味の具材組み合わせて最高のハンバーガー作ったろ」→大人気になり日本上陸
うま味ばっかり取り入れればうまくなるというシンプル過ぎる発想。