クラウドファンディングサイトのKickstarterで、股間をたたくことで「チーン」と音を奏でられる電子楽器「Banggos」が出資を募集しています。概要を聞いただけで発案者は天才と紙一重のアレな感じがしますが、公式の紹介動画はもっとアレでした。こいつら未来に生きてんな。
その動画の内容は、開発者の日本人男性1人と白人男性2人(イケメン)が股間をチーンチーンと鳴らしながら、街を陽気に歩き回るというもの。定期的にラジオ体操第2の最初のところみたいなポーズが入るのが腹筋に悪い感じです。また、使い方や仕組みを音楽に合わせて紹介しているのですが、やたら歌がうまい。誰だ歌ってるの。
「Banggos」の仕組みは、ズボンとデバイスがセットになっており、デバイスは股間部分のポケットに入っています。ただ、このポケットの作りとデバイスの色が問題で、黒いズボンの股間に鮮やかな黄色や赤の円がバーンと配置される仕組み。わざとやってますよね?
使い方は、「Banggos」本体のバッテリーをオンにしてスマートフォンの専用アプリを起動し、股間をたたくだけ。とても簡単です。「Banggos」とスマートフォンは、Wi-Fiで接続。アプリの設定で、4種類の音を出せます。また、DAWソフトを使えば、MIDI機器にもなるとのこと。
プロジェクトを立ち上げたのは、作曲家・メディアアーティストとして活動するkaoringMachine(かおりんぐマシン)さん。サイトの動画やパンツ制作、作曲、歌など、すべてkaoringMachineさんが行っているそうです。お前が犯人か!
公式では“利用シーン”として、昼下がりの散歩や病院の待ち時間、オフィスの呼び鈴などを推奨していますが、大体どれも捕まりそうな気がします。変質者認定待ったなし。嫌でしょ、オフィスで股間から音出して呼び出されたら。
出資は最低10ドル(約1000円)からできますが、本体がもらえるのは79ドル(約9000円)から。また、プッシュボタンタイプとタッチボタンタイプがあり、79ドルはプッシュボタンタイプ、タッチボタンタイプは109ドル(約1万2000円)からとなります。
「出資したいけどクラウドファンディングって英語だしよく分からない」という人もいるかもしれませんが、「CAMPFIRE」は日本人向けなので簡単に使えます。実現してほしいという熱い思いと股間をお持ちの方は、こちらを利用してみてください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ヤマハの歴史コピペに追加しなくては! 電子楽器技術から「サックスの音色で、リコーダーのように簡単な管楽器」誕生
「ピアノの修理 → 電子楽器作る → 不思議な管楽器を開発」という流れになりそう。 - 不思議な打楽器「ハンドパン」を奏でるストリートミュージシャン 神秘的な音色が美しい
癒し系の音色が人々を惹きつけています - 「独り言が増えて楽器に話しかける」 楽器店で混雑時期を迎えた“技術スタッフの心境”がだいぶ心配になると話題
空いているときに楽器をもっていってあげよう。 - 電子音のようにも聞こえる不思議な音色 紙と風船で自作したオルガンの奏でるメロディーがもの悲しい
小さなパイプオルガンみたいな形状。 - 「大工が第九」って言いたいだけじゃねーか! 大工が演奏する迫力満点の「第九」をお聞きください
だじゃれじゃねーか!