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「3フィート先に友人がいます」――スマホに映った状況を読み上げる視覚障害者向けアプリ「Seeing AI」 MSがリリース

AIが周囲の状況を分析し、音声で伝えてくれます。

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 米マイクロソフトがiOS用の視覚障害者向けアプリ「Seeing AI」の配信を開始しました(日本では未配信)。カメラに映った文字や人、周囲の状況などをAIが認識し、読み上げてサポート。例えば、近くに友人がいるとその感情まで察して教えてくれます。

デモ映像

友人 あらかじめ登録しておいた友人を認識すると、「3フィート先にジェニーがいます」などと読み上げ

感情 相手の表情を分析し、「幸せそう」などと感情まで伝えてくれる

 封書の文字や看板などを読み取る機能も。書類はいったんテキスト化して読み上げてくれます。バーコードをスキャンし、商品名や注意書きを確認することも可能。お金も認識できるので、買い物の際に役立ちます。


封書 封書や看板など、短い文はすぐに読み上げ

書類 書類を認識する際は、カメラに収まるようアプリが細かく指示

テキスト化 書類をテキスト化して読んでくれる

スープ バーコードをスキャンすると、「キャンベルのトマトスープ」と商品名が

詳細 調理法など、細かい製品説明も確認できます

 他のアプリとの連携も可能。Twitterの投稿内容などをSeeing AIに転送して読み上げてもらえます。撮影した画像の状況をAIが解釈して教えてくれる機能もあり、頼れるサポーターとなりそうです。


転送
読み上げ テキストだけでなく、「ビル・ゲイツのアップ」などと画像の説明まで

撮影 撮影した画像に「公園で少女がフリスビーを投げている」と注釈を加えてくれる


(沓澤真二)


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