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ポクポクポク……。
お坊さんはお経を読みます。木魚をたたきながらお経を読みます。木魚は読経に欠かせない、大切な仏具です。ところで皆さんは、木魚をしっかりと見たことがありますか?
この木魚、そもそも、どうやって作られているのでしょうか。特に中の穴は、どのように作っているのでしょう?
木魚は1つの木材をくり抜いて作る
答えは「木材を頑張って少しずつ削って加工する」。職人の頑張りなのです。表面は普通に削れるでしょう。問題は、中の空洞。
これは「穴から細長いノミで中身を削って」作ります。音を響かせるために木魚に開いている穴、あの穴からノミを入れて中を削り出すのです。木魚は、まるでボトルシップのように作られているんですね。
木魚はなぜ魚なのか
こちらも難問。木魚が魚である理由、説明できますか? こちらの答えは「眠気を戒めるため」。
魚は目を開けたまま眠るため、その昔は「魚は眠らない」と考えられていたのです。そのため、眠気覚ましの意味で魚が彫られるようになりました。木魚の先祖にあたる「魚板」はもっとリアルな魚の形をしていますよ!
木魚にまつわる2つの雑学、いかがでしたか。仏道修行のように、雑学をストイックに学ぶのも楽しいかもしれませんよ。ポクポクポク……。
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