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列車内に「クラシック音楽」が流れて乗客を癒す車両トラブル発生 東京メトロに原因を聞いた

そんな機能あったんだ。

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 2017年7月24日夕方、東京メトロ日比谷線において、列車内にクラシック音楽が流れる車両トラブルがありました。経緯を東京メトロに取材しました。

 トラブルがあったのは平日夕方の東京メトロ日比谷線内。乗客がネットに書き込んだ情報によると、車掌による「原因不明の不具合により、ただいま列車内に音楽が流れております」というアナウンスがあり、大音量でクラシック音楽(チャイコフスキー作曲 くるみ割り人形より「花のワルツ」)が優雅に流れていたようです。

車内の様子 車内にクラシック音楽が流れ、アナウンス時は音楽が止まります(画像提供:明円卓さん)

 東京メトロによると「機能を入れたまま車両基地から電車を出してしまった。問題が発生した車両は、東武線から日比谷線へ乗り入れる路線を走っていた。東武線内ではこの機能は動かなかったものの、日比谷線内に入った時点で作動してしまい、結果、北千住―広尾間で音楽が流れてしまった。」とのことでした。

 トラブルがあった車両は新型の13000系で、音楽が流れる機能はこの新型にのみ搭載されています。通常の運転時には利用せず、車両基地での検査やイベントの際に使うそうです。再生できる音楽は5種類あるとのこと。

 ネット上の反応を見ると「かなりのボリュームでクラシックが流れてて笑った」「ディズニーに行く気分。痴漢撲滅にいいかも」などの乗客の書き込みがありました。音楽が乗客の心に安らぎを与える効果もあったようです。

13000系の外観 2017年3月25日から本格運行している13000系(東京メトロより)

高橋ホイコ

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