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漢字だけど、なんだかかわいらしい 江戸時代の書体をヒントに開発されたフォント「真四角書体」発売
インテリア、ファッションなどのデザインにも日本語が使いやすいようにと制作。
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江戸時代に生まれた書体をヒントに、漢字を図形的にデフォルメしたフォント「真四角書体」が発売されました。販売はアイデアスケッチのオンラインストアにて。
「角字」は江戸時代に隆盛した書体のひとつで、文字を縦横の直線で正方形にあしらっているのが特徴。「真四角書体」はその字の崩し方を参考することで、洗練されたスタイリッシュなデザインで漢字を表現しているそうです。アルファベットが使用される機会が多いインテリア、ファッションなどの分野での活用を想定しており、漢字向けのフォントながら柔らかい印象に仕上げられています。
収録されているのは漢字のみで、3155文字。教育漢字、常用漢字、JIS一次水準をカバーしています。ウェイトは全4種で、セット価格は4万8000円。個別販売にも対応しており、こちらはそれぞれ1万6000円(ともに税込)です。なお、8月31日まで割引きセールを行っており、20%オフで購入することが可能。
また、アイデアスケッチのオンラインストアには、「真四角書体」の使用シミュレーションが行える「真四角図案機」も。自由なフレーズで同フォントが試せるほか、それをデザインしたTシャツ、スマホカバーなどが注文できるようになっています。
(マッハ・キショ松)
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