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台風5号 史上3位の記録的長寿
7月21日9時に南鳥島の近くで発生した台風5号「ノルー」は、日本の南を迷走して奄美地方を通過。その後和歌山県北部に上陸して、富山湾(日本海)へ。そして9日3時に山形県沖の日本海で温帯低気圧に変わりました。
発生からの台風としての存在期間「寿命」は18日18時間におよびました。これまで統計がある1951(昭和26)年以降で台風の総数は1700あまりですが、その中での3番目は記録的な「長寿台風」ということになります。
追記:この記事でお伝えした台風発生から消滅までの期間は速報値です。後日、検証の結果「確定値」として修正されることもあります。その際は「寿命」の順位に変動があるかもしれません。
温帯低気圧でも引き続き警戒が
台風は温帯低気圧に変わりましたが、これで終わったわけではありません。東北や北陸、関東甲信や東海などでは、きょう9日夕方にかけても引き続き警戒が必要な地域があります。土砂災害には厳重に警戒し、河川の増水や氾濫にも警戒なさってください。これまでの大雨の影響で地盤が緩み増水している河川があります。さらに東北や北陸では、きょう昼過ぎにかけて、雷を伴い1時間に30ミリの激しい雨の降る所があるなど雨は上がっていません。あす10日6時までに予想される雨量は、東北の多い所で120ミリです。
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