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旧日本海軍の潜水艦「伊58」を特定する調査 ニコ生で中継

五島列島沖の海底を水中ロボットで調査します。

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 長崎県五島列島沖に沈んでいるとされる旧日本海軍の潜水艦「伊58」を特定調査するプロジェクトが、ニコニコ生放送で生中継されます。8月22日8時から4日間の予定。

伊58
伊58外観

 五島列島沖には戦後GHQによって処分された旧日本海軍の潜水艦が24隻沈んでおり、2015年に艦影が発見され、「伊402」のみ特定されています。東京大学の浦環名誉教授らによるラ・プロンジェ深海工学会は、未特定の潜水艦の中に含まれる「伊58」を特定する水中ロボット調査の資金をクラウドファンディングで募っていました(関連記事)。

伊58
伊58と推測されるソナー画像
水中ロボット
水中ロボット

 生中継ではこの海底探査の映像を配信。ドワンゴ、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の協力のもと、超高速インターネット衛星「きずな」経由の高速回線を使うことで水中ロボット映像のライブ配信が可能になり、調査船の研究者が視聴者コメントを閲覧・回答できるとのことです。

浦環名誉教授コメント

 海中の映像をリアルタイムで見ることは、これまでは、海中を研究している専門家か自分で潜るダイバー以外ではほとんどできませんでした。私たちの海没潜水艦調査の水中映像をNICTさんとドワンゴさんとの共同企画で、リアルタイムで広くお見せすることができ、お茶の間の人たちとともに「伊58」や「呂50」を探せることに新しい時代を感じています。

伊58
伊58艦橋部
伊58
伊58魚雷発射管室

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