恋人ってどこまで束縛していいんでしょう? マンガ『徒然チルドレン』から『もっと欲しくなる』:週刊少年マガジン×ねとらぼ(1/2 ページ)
四六時中一緒にいたい……とは思っていても言えない。
どこにでもいる高校生たちを主人公にした青春マンガ『徒然チルドレン』(若林稔弥)。やたらドキドキすると話題の同作がアニメ放送を記念して、ねとらぼに期間限定で登場します!
エピソード:もっと欲しくなる
付き合い始めたばかりの、剛田武と上根綾香。剛田くんはとっても真面目。上根さんはとっても情熱的。お互いどのくらいの距離でいればいいのか分からない。ただ、上根さんはもっともっともっと、近づきたい、一緒にいたい、つながりたい! と願うばかり。4巻表紙を見れば、2人の関係は一発で分かります。
『徒然チルドレン』シリーズきっての、爆発しろカップル筆頭の剛田・上根。普段真面目でおとなしい上根さんのイチャイチャしたい度メーター、振り切れそうです。現時点ではブレーキをかけて、ぎりぎり踏みとどまり中。
好きになった勢いで、付き合い始めにベタベタしすぎて、相手の時間を束縛してしまうのは、恋愛あるある。剛田くんの言う通り「そういう関係って長続きしない」のは事実でしょう。相手の気持ちを推し量れないような、恋への盲目状態は、熱しやすく冷めやすい。だからといって我慢に我慢を重ねると、これまたストレスたまりすぎて長続きしない。さじ加減に困る。まさしく程度による。
上根さんの中の激しすぎる欲求。第三者として見ている分にはかわいくて仕方ないのですが、多分ブレーキ壊れて何もかも押し付け始めたら、どこかで破綻しそう。「おはようからおやすみまでずっとつながっていたい」は、人によっては相当しんどい。いや、それがいい! って人もいるでしょう。でも高校生にはちと重くないかな。
相手だって、慕ってくれるのはうれしいもの、のはず。アクセル踏み込みすぎないようにしながら、どのくらいまでならOKなのかを探る上根さん。4ページ目の彼女のにじり寄り、見てくださいよ。なんなの、かわいすぎじゃないの。こんなんされて我慢できる男子いるんですか。ねえ剛田くん。
時間がたち、気心の知れた恋人同士になれば、「くっついていい?」「今暑いからだめ」「まじか」みたいな会話ができるようになるでしょう。でもそれは、剛田くんと上根さんのように、距離感チェックを多々こなしてきたからいえるものです。剛田くん相当に男前なので、上根さん、もっと求めていいし、断られた場合も気にしなくていいと思うよ! そのうちお互い慣れてくる……なんて考える余裕、今はないよね、ですよね。
さて上根さんの気持ちは分かりました。剛田くんの気持ちは……続きのページで見てください。
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