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Googleがウォーターマーク(透かし)を一括削除するアルゴリズムと、そうした技術の悪用を防止する方法をまとめた論文を発表しました。
有料の画像サービスではサンプル画像をそのまま使われてしまわないよう、ウォーターマークを画像内に印字している場合がほとんどです。ところがGoogleによると、それだけでは不正利用の防止には不十分。Photoshopなどを駆使して手動でマークを消すには時間も手間もかかりますが、コンピューターアルゴリズムを駆使することで容易に消すことが可能だと説明しています。
こうした技術の悪用に対し有効なのが、ウォーターマークにランダムなゆがみを発生させることなのだとか。ゆがみは肉眼で認識できないわずかなものですが、これによりアルゴリズムの判断が鈍り、ウォーターマークが綺麗に消えることは防げるとのこと。
同論文は7月22日からホノルルで行われた「コンピュータビジョンとパターン認識会議(CPVR)2017」で発表されたもの。Web上で全文が掲載されており、誰でも読むことができるようになっています。
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