Twitterのハッシュタグ「#」が、2017年の8月で誕生から10歳を迎えます。
世界ではじめてTwitter上でハッシュタグが使われたのは、2007年8月23日の「#barcamp みたいに#を使ってグループをつくるのをどう思う?」という@chrismessinaさんのツイート。これ以来、ツイートをカテゴライズするための「タグ」として使われるようになり、今やTwitterや他のソーシャルメディアで見かけない日はないものとなっています。
ちなみに日本語のハッシュタグができたのは2011年7月。同年3月に起きた東日本大震災にて、ユーザーがTwitterをどう利用していたかが見直された結果、それまで使われていた「#jishin」がひと目で分かりやすい「#地震」でも使えるようになりました。
Twitter社によると、現在世界全体では毎日平均「1億2500万個」ものハッシュタグがTwitter上で使われているとのこと。種類としては「#保育園落ちたの私だ」「#Blacklivesmatter」のような社会的案件から、「#daihyo」「#高校野球」などのスポーツ、「#紅白」「#FujiRock」などの音楽やエンターテイメント、「#救助」などの災害時に多く使われるもの、「#田舎という言葉を使わずに田舎を表現」などの大喜利系などさまざまなものがあり、幅広く使われているのが分かります。
この10年のうち、世界全体で最も多く使われたハッシュタグは「#nowplaying」で、すでに10億件以上使われています。初めて使われた曲は「2007年のDe Lavender Diamondによる『Open your Heart』」とのこと。
その次に、アメリカなどで流行った「金曜日には自分のおすすめのアカウントを他の人にも教えてあげよう」という意図のタグ「#Followfriday」が5億件以上となっています。
その他、最も多くハッシュタグが使われた番組は「ウォーキング・デッド(#TheWalkingDead)」で、映画は「スターウォーズ(#StarWars)」。スポーツ関係では、グローバルのスポーツイベントとしては「#WorldCup」が最も多く(米国は「#SuperBowl」)、リーグハッシュタグでは「#NFL」、チームハッシュタグは「マンチェスター・ユナイテッド(#MUFC)」が最多となります。
なおゲームのハッシュタグでは、日本のゲーム「ONE PIECE トレジャークルーズ」の日本語ハッシュタグ「#トレクル」が2億6900万回と、最も多く使われたものとなっています。
(宮原れい)
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