警視庁警備部災害対策課がTwitter上で紹介した「カップ麺をお湯ではなく、水で作る方法」が話題になっています。
やり方は、麺自体に味がついたタイプのカップ麺に水を注ぎ、15分間待つというもの。麺を戻す時間は長くなっているものの、通常の作り方とほとんど変わりません。
仕上がった麺は少し硬めだったとのことですが、スープにはしっかり味が出ており、試食した投稿者の息子からは「冷やしラーメンみたい」と好評。お湯を入手するのが難しい災害時向けの調理方法ではありますが、ちゃんとおいしく仕上がるようです。
警視庁警備部災害対策課の公式Twitterアカウントは、この他にも短い加熱時間で作れるスープパスタや、ナポリタンを紹介しています。水やガスを節約できるうえに、なかなかおいしいという一石二鳥のレシピになっているもよう。いざというときはもちろんのこと、普段の食卓でも役立ってくれそうです。じゅるり。
8月24日追記
読者の方からねとらぼ編集部に、「カップ麺はメーカーによっては熱湯の殺菌で衛生面をクリアしている商品もあると聞いたことがある。普段から水を使って食してもよいのかメーカーに取材してほしい」との投書をいただきました。
日清食品ホールディングスの広報部に「カップ麺は熱湯を使うことで殺菌効果や衛生面への担保をしているかどうか」取材したところ、「ご指摘の内容は、事実ではありません」と回答。
「インスタントラーメンは乾燥していますので、水分の含有量が少なく、常温でそのまま保存しても腐りませんので、安全性や衛生面での問題はございません。また、製造時には適切な微生物基準値を設け、厳重に管理しておりますので、仮にインスタントラーメンをそのままお召し上がりになっても問題はございません」(日清食品広報部)
とのことでした。ちなみに日清食品ではカップ麺を生産するにあたって、警視庁が行ったような「災害時に水でもどすケース」は想定しているのでしょうか。
「基本的には、熱湯で調理していただくことを想定しています。ただ、インスタントラーメンは乾燥している麺や具材が水分を吸収することで、柔らかい状態に復元するものですので、熱湯ではなく水で調理したとしても、戻るまでの時間がかかりますが、食べられる状態になることは間違いありません」(日清食品広報部)
水でもどしても問題なさそうなので、緊急時には活用してみたいですね。
(マッハ・キショ松)
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やみつきになるやつ。