advertisement
英国のサウスエンド=オン=シーにあるPrittlewell Priory博物館で、来館者が展示されていた石棺を壊してしまう事件がありました。
被害を受けたのは800年前の石棺で、高名な修道士のものだったと考えられています。博物館を運営する町議会によると、石棺は囲いの中に展示されていましたが、来館者が子どもを中に入れて写真を撮ろうとして台を倒してしまったのこと。石棺は展示開始当初から中央に割れ目があり、その左側が欠けていましたが、この一件でさらに右側も少し欠けてしまうことに。修理費用は100ポンド(約1万5000円)の見込みです。
防犯カメラは設置されていたものの、はっきりとは写ってはいなかったとのこと。また報道では、家族は石棺を壊したことを告げずに去ってしまったと伝えられています。
議会幹部は「今後の被害を防ぐため、石棺を完全に囲う必要があると感じている」とコメント。当該エリアはできるだけ早く再公開するとしつつ、「来館者は、重要な遺産と歴史を守るために設置されている囲いや看板をよく見て尊重するべきだと思い出してもらいたい」とも述べています。
Image Credit:Southend-on-Sea Borough Council
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 自撮りしようとして……アート作品をドミノ倒し 米国で
ギャラリー側は訴訟を起こさないとしています。 - なぜダメなのかがよく分かる 博物館の「触っちゃいけないもの」に客が触った結果
いいか、絶対に触れるなよ……! - 作者「人生が分からなくなった」 3日3晩かけてLEGOで作った「ズートピア」ニック像が4歳児に破壊される
展示が始まってわずか数時間のことでした。 - バイソンと自撮りしようとして……女性がバイソンにはね飛ばされる事故 米で発生
米国立公園局は「野生動物に近づくべきではない」と注意を呼びかけ。 - Googleストリートビューに交通事故? 「日本三大酷道(こくどう)」として知られる国道425号線に転倒したバイクの姿が
整備が行き届いておらず、国道ならぬ“酷道”として有名な場所です。