ソフトバンクユーザーではないのに、ソフトバンクから本人確認書類を求められる荷物が郵送され、不審に思ったユーザーが送り返してしまったという報告がTwitter上で複数寄せられています。「ソフトバンクをかたる詐欺なのでは?」と、8月中旬から話題になっていました。
送り主は「ソフトバンク」や同じソフトバンクグループの「Y!mobile(ワイモバイル)」からとなっており、特にauやドコモユーザーの中には、新手の契約詐欺なのではないかと警戒して送り返してしまう人も出てしまったようです。
ところが実際に受け取った人によると、これは「Y!mobile」や旧「イーモバイル」のWiFiモバイルルーターに契約していた人へ宛てた、ルーターの無償交換プログラムだったとのこと。旧機種で使われていた1.7GHz帯 3Gサービスが2018年1月末で終了する都合上、4G回線に対応したモデルに無償アップグレードが8月16日から行われていたのでした。 届いた荷物の中には、不要の場合(解約を検討中の場合)はそのまま着払いで送り返すためのキットも封入されており、届けられた側へのデメリットはなさそうです。
利用者からしてみると、ルーターはパソコン購入時に「ついでに」契約している場合や、契約料が月々「1円」「0円」である場合も。引き落としに気づきにくいため、中にはいつの間にか契約していたことを忘れてしまっている人もいたようです。
ねとらぼ編集部がソフトバンク広報に取材したところ、同社では過去に2度(5月と7月)、事前通知を郵送にて行っていたとのこと。また今後はY!mobile公式サイトの「お知らせ」欄に、過去の告知情報を見つけやすい形で再掲載する予定とのこと。なお、来年のサービス終了時期まで端末交換をせず、手元に3G回線端末を持ったままのユーザーは、旧端末のサービス終了と共に自動解約になるとのこと。
不審な郵便物に注意を払うことはもちろん重要ですが 誤解が元のトラブルに見舞われないためにも、 契約しているサービスの通知をこまめに確認していくことも大切そうです。
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もはやどっちが本物かわからなくなるレベルで似てます。