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8月29日5時58分ごろ、政府はJアラート(全国瞬時警報システム)を発令し、「北朝鮮西岸からミサイルが東北地方の方向に発射された模様です。頑丈な建物や地下に避難して下さい」と通知した。対象地域は北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、長野県。
政府によると5時58分ごろに北朝鮮から発射されたミサイルは3つに分離。6時12分ごろに襟裳岬(北海道)東方、約1180キロ東の太平洋上に落下したとみられている。破壊措置の実施はないが、万が一不審物を発見した際は絶対に近寄らぬよう呼び掛けている。
6時20分ごろに首相官邸へ入った安倍首相は「直ちに情報の収集、分析を行う。国名の声明をしっかりと守っていくためにも万全を期す」と話した。
菅官房長官は6時40分ごろに会見。航空機や船舶には現時点で被害が出ていないと明かし、「我が国の安全保障にとって深刻かつ重大な脅威。北朝鮮の度を越した挑発行為を断じて容認することはできない。厳重に抗議し最も強い表現で断固非難した」と話した。
(Kikka)
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