丁寧な返信方法? 日本のTwitter文化「FF外から失礼します」が海外メディアで紹介される
日本で当たり前のように使われているリプライ時のあいさつが話題になっています。
日本のTwitter上で広く使われているフレーズ「FF外から失礼します」が、海外メディアの間で“丁寧なネットスラング”として紹介されています。
ゲーム系メディアのKotakuが、Twitter上で使われている「FF」という単語について“フォロー”と“フォロワー”を指すことを説明。そして日本では、自分のフォロー相手でもフォロワーでもない人(FF外)にリプライを送る際、まず冒頭に「FF外から失礼します」という言葉が使用されていることを紹介しています。
また同じく海外メディアのMashableも、上記の記事を受けて日本ユーザーのツイート例を挙げつつ紹介。英語に変換した場合「we don't follow each other, but please excuse me, [I have something to say].」だと意味合いを伝えて、丁寧な言い方だと同じく紹介。リプライを受けた側も「FF外歓迎です」といった返答があることも伝えています。
またこのフレーズに関しては、日本文化にあるグループの「内(Uchi)」と「外(Soto)」という考え方が強くあるという点が共通して書かれていて、他人の家を訪問する際の「お邪魔します」などの例を挙げ、同様の礼儀・マナーであると述べられています。
もともと自由に発言できるTwitterですが、日本では「FF外」「FF内」といったフレーズは割と早くから見られていました。そのことからも内・外の意識は基本としてあり、次第に「言わないと失礼」といった意見・考え方などから、定型のあいさつ文として使う人が増えているのかもしれません。
(宮原れい)
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