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三島賞作家・上田岳弘新連載『キュー』、文芸誌『新潮』とYahoo! JAPANでスタート

Yahoo! JAPANの電子版では、さし絵を自動生成する試みも。

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 三島由紀夫賞作家の上田岳弘さんが、新連載『キュー』を9月7日発売の文芸誌『新潮』10月号(税込980円)でスタートしました。同誌とYahoo! JAPANの合同プロジェクトによるもので、同時にWebでの無料配信開始も案内されています(スマートフォンブラウザでのみ閲覧可能)。


特設サイト 特設サイトのQRコードを読み込むと、スマホのブラウザ上で読めます

上田岳弘 2015年に『私の恋人』で第28回三島由紀夫賞を受賞した上田岳弘さん

 作者が「シンギュラリティ(技術的特異点)を目前に、人類の進化の意味を根底から問う小説」と語る純文学作品。平凡な心療内科医が人類の進化を巡る闘争に巻き込まれる、謎めいた物語が展開されます。


扉 第1章の題は「急」。『キュー』という作品名自体、さまざまな意味を含んでいそうです

 電子版のインターフェースは、デザインとエンジニアリングを手がける企業、Takramが担当。縦書きのレイアウトを、親指で縦にスクロールし楽に読めます。タッチした位置やそのときの時刻をもとに、さし絵が自動生成される新しい試みも。


レイアウト 親指が疲れないよう縦スクロールを採用したとのこと

動くさし絵 タッチすると読者ごとに異なるさし絵が生成される。Twitter・Facebook・LINEでシェアすることも可能

 9カ月に渡る長期連載が予定されており、『新潮』では毎月1章ずつ掲載。Yahoo! JAPANでは1章をおおむね8つに分割したパートが、毎週火曜・木曜に掲載されます。


(沓澤真二)


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