段ボールとボンドのみを使用して作り上げられた「戦艦大和」の模型が驚きのクオリティーです。カッコいい……!
「お金が無かったのでダンボールとボンドで戦艦大和をしこしこと作りました」と、画像を投稿したのは、Twitterユーザーのしまドレ(@OrcamanS)さん。
戦艦大和の特徴的なバルバス・バウ(艦首に設けられた球状の突起)に一番主砲部、艦尾部に至るまでを段ボールのみで完全に再現しています。その大きさは全長は約2.5mということで、人間の身体と比べてみるとサイズ感がよく分かりますね。
制作者・しまドレさんに聞く制作秘話
――素晴らしいクオリティーですが、制作期間はどのくらいでしょうか
しまドレさん:全て一人で制作して11カ月です。Amazonの段ボール箱を使うことにこだわったので、材料を集めるのにはそれ以上の13カ月がかかりました。
――そもそもなぜ段ボールで大和を作ろうと思われたのでしょうか
しまドレさん:もともと自分が船好きということもあり、「いつかとてつもなく大きなスケールの艦船模型を作ろう」という夢がありました。しかし市販されているプラモデルで一番大きなサイズが全長130センチ程度の1/200スケールの戦艦大和で、なおかつ精密に完成させるとなると15万円近いお金と高度なスキルが必要になるということが分かりました。そこでいっそお金を全くかけずに、市販品以上のスケール・クオリティーで戦艦大和を作れないかなと思い立ったのがきっかけです。
――制作の上で苦労されたポイントは
しまドレさん:武器類と艦橋です。特に武器類は旋回機構や砲身を独立させつつ動く機構を考えたり、武器の細部の造形を段ボールでどう表現するか考えるのにとても苦労しました。また6.5畳の自室で2.5mの戦艦を作っていたので、家具に当たったり、服がボンドまみれになったりで相当ストレスがたまりました。
――これまでにも段ボールで何かを製作したことがありますか
しまドレさん:中学三年生の時に段ボールでタマビという名前のオブジェを作りました。これが処女作です。
――次回作の構想を教えてください
しまドレさん:何を作ろうかいろいろと考えていますが、今回の大和のようなスケールの作品は、もう部屋に置くスペースが無いので、今度は内部機構などが複雑なものを小さいスケールで作ろうかと考えています。
段ボールで作ったとは思えないほどのハイクオリティーな作品。制作費は段ボールを接着する際に使用したボンド代250円程度しかかかっていないというのも驚きです。愛があればなんでも作れるという熱い気持ちを感じますね!
画像提供:しまドレ(@OrcamanS)さん・撮影協力:しまドレさんの幼馴染さん
(Kikka)
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