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米ラスベガスで起きた銃乱射事件中に、停めてあったトラックにとっさに乗り込み、けが人約30人を運んだ元米海兵隊員に称賛の声が集まっています。
事件時に襲撃された音楽祭の会場にいたという元海兵隊員のテイラー・ウィンストンさん。ウィンストンさんは銃撃が始まるといったん避難のため現場から離れようとしましたが、大量のけが人を目の当たりにし、助けるため現地にとどまることを決意。まだ銃声が止まぬ中、付近に停められていた鍵が付いたままのトラックを見つけると、そのまま会場内に残された重傷者を助けに戻りました。
ウィンストンさんによると1度に運び出せたのは10〜15人程度。友人らと協力して救命活動を行いましたが、とても運びきれない量のけが人がいたため、重傷者を残したままていったん離れなければならなかったのが辛かったと、FOX NEWSのインタビューに語っています。ウィンストンさんは2往復分けが人を運んだ後、3往復目の途中で救急車が複数到着しだしたのを見届けて、自分たちも避難しました。後日、トラックの持ち主がFacebook上でウィンストンさんに連絡を取り、トラックは無事返却されたとのこと。
また、事件後にウィンストンさんの活躍を知ったアリゾナの自動車ディーラーが、勇敢な行いを称えるため、フォード製のトラック「F-150」を贈呈するという展開も。ウィンストンさんは以前所有していたトラックを売却し、そのお金を事件被害者への寄付に充てる予定とのことです。
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