DMM主催のPUBG公式大会で相次ぐ運営トラブル 規約を当日に修正し開始時刻延長や無効試合も連発、SNSで怒りの声
この大会は韓国で開催されるPUBGのアジア大会「PUBG ASIA INVITATINAL at G-STAR 2017」への参加権を巡って行われているものですが……。
DMMが主催する「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(以下「PUBG」)のオンライン大会「PUBG JAPAN CHAMPIONSHIP 2017 by DMM GAMES」(関連記事)のSOLO予選大会(14日開催)で多数のトラブルが発生し、大会運営側に批判が殺到しています。
この大会は韓国で開催されるPUBGのアジア大会「PUBG ASIA INVITATINAL at G-STAR 2017」への参加権を巡って行われているもの。まずは10月14日、15日に予選を行い、22日に決勝本戦が行われる形で、主催はDMMで運営はJCGに委託されていました。問題となった14日開催のSOLO予選では、最終的に全試合終了したものの開始直後から試合時間が何度も後ろ倒しにされ、サーバエラーのため無効試合を連発。スコアボードに表示されていた順位が誤っていたなどのトラブルも複数回発生し、さらには「記述が曖昧だった」としてゲームルールの改訂を大会開催中に行っていました。
公式サイト上では、トラブルの詳細が報告されており、中には「ゲーム開始後、マッチに接続できなかったりクライアントがクラッシュしてしまった場合は、大会参加規約を適用した」とする旨の記載もありますが、適用された規約自体が大会当日である14日に修正されていたようです。
また、そもそものスケジュールに対して問題があったとする指摘も。この大会は22日に行われる決勝本戦の結果次第でアジア大会へ参加でき、その場合「27日までにパスポートを取得する必要がある」とアナウンスされています。
東京都パスポート電話案内センターに問い合わせたところ「都の場合は6営業日が必要になるため(大会翌日の)23日に申請しても受領は30日になる」と回答。中には「本気で勝ちにいくなら先にパスポートを取得するべき」という声もありますが、いずれにせよ好成績を残した人のスケジュールはギリギリで、都道府県によってはパスポートが間に合わない例も実際に出てくるかもしれません。
度重なるトラブルに対し、SNS上では「意味不明すぎる運営やばすぎ」「いろいろ文句出てもしょうがないレベルの不手際と対応」「頭おかしい」といった不満の声が続出。中には1万RTを超えるツイートもあり、大きな注目を集める結果となりました。
これらの問題をうけ、公式サイトでは謝罪とともに新しい大会チャンネルの作成といった運営方針を発表。また、サーバトラブルやスコアボードトラブルといった問題については、PUBGを開発したBluehole INC.にも共有し調査しているとのこと。
なおこの件でDMMに取材を申し入れたところ、「多数の問い合わせを受けているが、今後この件の発表は公式サイト上で一括して行う」と回答がありました。また、運営のJCGにも問い合わせていますが、現時点で回答はありません。
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