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実在の住職と息子が説法ラップバトル! 京都のお寺の“寺主制作”映画「DOPE寺」の予告編が公開
お寺のミュージカル映画祭「テ・ラ・ラランド」で上映された異色作、YouTubeに予告が登場。
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本物の住職とその息子である副住職が、親子で“説法ラップバトル”をした――京都のお寺・月仲山称名寺(久世郡久御山町)が自主制作ならぬ“寺主制作”したミュージカル映画「DOPE寺」の予告編がYouTubeで公開されました。
DOPE寺は、10月1日に称名寺が開催したミュージカル映画祭「テ・ラ・ランド」で上映された作品(関連記事)。称名寺とその周辺を舞台に、住職はもちろん実際の壇家までが出演しています。イベント名のはっちゃけ具合とお寺の既成概念を覆す作品内容に、ネットで注目が集まっていました。
地元で閉塞感や葛藤を抱いているお寺の跡取り息子が、住職の父親と仏像の前で説法ラップバトルを繰り広げるというストーリー。音楽には暗黒舞踊も使用するなどタイトル通りいろいろとドープな映画となっています(ドープ:ヒップホップのスラングで「ヤバイ」「すごい」等の意)。
予告編では鬱蒼(うっそう)とした表情で町を自転車で駆けながら、「しみったれた町、しみったれた人間、しみったれた寺。南無阿弥陀仏、この全てに南無阿弥陀仏」と反骨精神を燃やす息子の姿が。ラップバトルシーンの一部も公開され、“白紙”の町に“革新”をもたらすとラップする息子に対し、「のう、お前何言うとんや」と住職が厳しい目つきで返していきます。最後はラップバトル中に息子がバリカンで坊主にされていくシーンも……早く全編見たい。本編もYouTubeで公開予定です。
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