advertisement
銀座の古き良き夜文化を支え、今も多くのファンを持つ名キャバレー「白いばら」が2018年1月10日に閉店することになりました。理由は「老朽化」としています。
昭和6年(1931年)創業の白いばらは、毎日、約100人のフロアレディと生バンドによる音楽ライブや、プロのダンスショーが楽しめる大人の社交場。全国各地出身の女性たちがお国言葉で語りかけてくれるのも魅力で、しかも銀座としては非常にリーズナブルな価格で今に至るまで大人気を博してきました。
お店に問い合わせたところ「まだ正式発表ではないが、なくなるのは事実」とのことで、従業員からお客さんを通じて知らせが伝わっているそうです。
銀座最古のキャバレーとして歴史は古く、二・二六事件の決起前に来店した常連の青年将校が「明日の号外を楽しみにしろ!」と軍刀で観葉植物をバッサリ切っていった逸話も伝えられています。
Twitterでも多くの反響があり、「またひとつ昭和が消える」「何となくいつまでもあそこにある気がしてた」「働いてみたかったなぁ、都道府県の名札つけて」と閉店を惜しむ声が止みません。
中川翔子さんも「ここで撮影したことがあります、涙がでるほど最高なレトロ空間、もったいない! レトロミュージアムとしてそのまま残しておくべき!」とコメントしています。「最後に行きたい!」と思う方はお早めに。
※画像は白いばらWebサイトより
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 鉄道グッズの日車夢工房、2017年内に閉店
18年の歴史に幕。 - 神保町のドン・キホーテが8カ月で閉店、早さがネットで話題に 理由について広報「テナント経営が最適と判断」
1年以内に閉店するのも、グループの経営判断としては異例ではないとも説明しました。 - 新宿の老舗ライブハウス「新宿JAM」2017年いっぱいで閉店へ 数々の有名バンドを輩出
営業は12/31まで行うとのこと。 - 「大好きでした」――老舗「ムトウ楽器店」が89年の歴史に幕 アイドルヲタに愛された名物コスプレ店長
4月いっぱいで閉店することが決まった、高田馬場の老舗「ムトウ楽器店」。“ヲタの裏聖地”とも呼ばれ愛されたその理由とは。 - 老舗ゲーセン「ミッキー」32年の歴史に幕 開店以来貫いた「1プレイ50円」のココロ
神保町のゲームセンター「ゲームコーナーミッキー」が3月29日で閉店する。閉店前にもう一度見ておきたい! ということで店長にお話をうかがった。