5000匹の魚を氷漬けにしたスケートリンクを企画し、昨年大炎上した北九州市のテーマパーク「スペースワールド」が炎上を猛省し、今年は“普通のスケートリンク”を開催するとの動画を公開しました。「今年は何もいません!」ってなんだよ……!
「5000匹の魚を氷漬けにしたアイスリンク上でスケートができる」という演出が物議を醸した2016年の「氷の水族館」。
魚たちは生きたまま氷漬けにされたわけではなく、売り物にならない「規格外」のものを鮮魚店から仕入れて使用していたとのことでしたが、「生命への冒涜」といった批判が相次ぎ、11月27日に「『いきものを娯楽・イベントとして使うのはおかしい』『お魚がかわいそう』など、多数のご意見、重く受け止めております。氷の水族館について不快に思われた皆様に深くお詫び申し上げます」とスペースワールドが謝罪。企画の中止を発表するなど大きな関心を集めました。
そんな炎上騒動から1年。今年のアイススケートリンクについて紹介する動画がYouTubeに投稿されました。タイトルはズバリ「昨年はすみませんでした篇」。
アイススケートをしながら氷面を注意深く見つめる多くのお客さんをバックに「スケートの季節です。今年はなんと……普通のスケートリンク!」という開き直ったナレーションが流れるというもので、お客さんからは「ウソやん……」「普通かよ」という声が漏れ聞こえています。
さらに楽しそうな家族連れからは「今年は何もいません!」の大合唱。またスケートリンクの氷は持ち帰り可能と、甲子園ばりのサービス精神です。一体どうなっているんだ、スペースワールド。
今回の企画についてスペースワールドは「昨年炎上してしまったスケートリンクを猛省した」と説明。今年の12月31日で同園が閉園となることから、「普通であること、この何よりのニュースを届け、明るく楽しい気持ちで来てもらうために、あえてこのような企画をしています。昨年は本当に申し訳ありません」とあらためて反省しつつ、一人でも多くのお客さんに長年に渡って親しまれてきたスケートリンクにお別れを告げてほしいとの気持ちがあるようです。
スペースワールドの営業は今年、12月31日まで。「なくなるョ!全員集合」をキャッチコピーにラストイヤーをポジティブに盛り上げています。
(Kikka)
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