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NTTデータ、シャープ、NTTデータSBCはロボホン向け手話通訳アプリケーションを共同開発したと発表しました。スマートフォンアプリを併用する事で、手話をチャットのように文字化することも可能になります。
ロボホンに手話で話しかけると、意味する単語をロボホンが発話し背面の液晶にも単語が表示されます。スマートフォン等の外部デバイスにも手話がチャットのように表示されます。
健聴者がロボホンに声で話しかければ、音声が文字化され背面液晶に表示。こちらもスマートフォン等に会話が表示されます。
このアプリケーションはNTTデータ社内のロボホン向けアプリ開発コンテストがきっかけで開発されました。AI技術(ディープラーニング)を使って画像解析を行うことで、手話を理解しています。現段階では、手話初学者の手話練習や単語レベルでの意思伝達を必要とする場での利用を想定していますが、今後は一連の手話を認識し簡単な会話での意思伝達交換、行政や企業の窓口対応までできるようにしたいとのこと。さまざまな場面で手話通訳が円滑に行われるように1日でも早い実用化を目指すそうです。
以前、ロボホンには「すれ違い顔認識呼びかけ機能が視覚障がい者に重宝されている」という誤解が流れ、それに対しシャープ公式Twitterアカウントが新規アプリとして対応すると答えたことが話題となりました(関連記事)。同アカウントではその後「ロボホンがハンディキャップある方たちのお役に立てるような取り組みにできるだけ注力していきたい。」とツイートしていました。
(高橋ホイコ)
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気象庁発表のデータと、あらかじめ用意した手話モーションを組み合わせて自動で生成。