任天堂のスーパーファミコン用ソフト「星のカービィ スーパーデラックス」で、強烈なインパクトのあるTAS(ツールアシストスピードラン)動画が登場しました。高難易度シナリオである「銀河に願いを」で、全ての「コピーのもとデラックス」を回収しながら11分台でクリアするというものです。また、記録だけでなく、フレーム単位での解説付きという過剰なまでのサービス精神も視聴者を驚かせています。至れりつくせり!
「銀河に願いを」はルールが特殊で、敵を吸ってもカービィは敵の能力をコピーできません。しかし、各ステージ1〜3種程度ちりばめられている、「コピーのもとデラックス」を取ることでその能力を使用できるようになります。また、1度取得した能力は、その後自由に切り替えられます。
やろうと思えば「コピーのもとデラックス」は全然取らずにクリアできるのですが、今回は全て回収して進む「100%」レギュレーション。ステージをクリアする順番は自由に選べるモードとなっているため、最初は高速移動ができるようになる「ジェット」と「ホイール」の「コピーのもとデラックス」が取得できるステージを選択します。
いざステージが始まると、画面内が濃い! 濃過ぎる! ただでさえTASで超速で動く中、画面下には簡単な解説、右上にはゲーム内でのキャラのいる位置などのデータ、そして右にはフレーム単位での出来事や細かいテクニックなどが常時流れ続けています。何という情報量。最初はプレイ部分に集中し、2周め以降で細かい解説などを読んでみると良いと思います。
また、プレイ動画部分もかなりとんでもないことになっており、「悪魔城ドラキュラ」シリーズのTAS動画のごとくガンガン壁抜けしていきます。カービィってこんな動きできるゲームだったのか……。そしてステージボス撃破後は、毎回バグを利用して自爆しクリア演出をショートカット。実にTASらしい光景です。
また、ラスボスの「マルク」も、「ストーン」の能力により数秒で撃破。あの頑丈な「マルク」が……こんな……。
プレイも解説も、実に鮮やかなTASになっています。
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上限は40連携だと思われていました。